事例・実績
CASE金めっき加工の事例
「迎賓館赤坂離宮 羽衣の間」
シャンデリアの金めっき改修のご依頼
迎賓館赤坂離宮の羽衣の間にあるシャンデリアの金めっき改修依頼を受け、改修を行いました。
長年使われてきていましたが、変化がなく綺麗なものが多かったため5台のみの改修となりました。
また、室内調度品もすべて金めっき1µmで仕上げました。
めっき製品 | シャンデリア |
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めっきの種類 | 金めっき |
改修時期 | 2009年 |
FLOW金めっきの流れ
- 01.分解
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シャンデリアを外し、分解します。
部品を一つずつ番号札を付けて写真撮影をします。
この段階で部品は古く、破壊する部品もあるため新規に手作りで部品を作成します。
- 02.表面処理
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素材が真鍮鋳物で巣穴や亀裂が多くみられるため、一度素材に対し化学研磨をします。
次に、超音波純水洗浄をおこない、巣穴や亀裂部分に入っている残渣物を除去します。
- 03.空焼き
- 空焼きをおこない、素材内部に残っている水分を除去します。
- 04.脱脂工程
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脱脂剤に浸漬します。
水洗後かねブラシで表面を擦ります。
巣穴、亀裂も掃除します。
- 05.めっき前処理工程
- 下地めっきをしますので、密着良く出来る様に活性化します。
- 06.下地めっき
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素材の表面をめっきで被覆します。
※この工程が重要です。
- 07.後処理
- 水洗後純水超音波洗浄をします。
- 08.ピンホール確認
- ピンホール欠陥が無い事を確認します。
- 09.金めっき
- 前処理、めっき加工、後処理を行います。
- 10.クリヤー塗装
- 焼き付けタイプの透明塗膜を付与します。
- 11.確認・組立
- 分解した際に撮影した写真と合わせて確認、組立をおこない完成となります。